GTO Wizardの勉強法や使い方を徹底解説!料金比較や無料でできることも紹介

プリフロップの解を1日100件まで無料で見られて、ポストフロップも1日1スポットなら試せる。GTO Wizardの無料プランは、思っているより制限がゆるいなど、有料プランに切り替えるべきかどうかは、どのくらいハンド解析を使うかで決まってきます。2026年3月末、GTO Wizardはプラン構成を大きく変えました。以前はキャッシュとMTTでそれぞれ別料金だったものが、ひとつの料金で両方使えるようになっています。

この記事では、GTO Wizardの基本的な使い方から、無料プランでできること、そして有料プラン同士の違いまで、実際の料金表にもとづいて見ていきます。

GTO Wizardとは何か

GTOとはGame Theory Optimal、日本語では「ゲーム理論的に最適な戦略」を指す言葉。相手がどんな戦略を取ってきても長期的に損をしない、いわば崩されない打ち方のことです。

GTO Wizardは、このGTO戦略をソルバー(膨大な計算によって最適解を導き出すプログラム)で算出し、プリフロップからリバーまでのあらゆる局面を確認できるツール。ハンドレンジの閲覧、AIとの対戦形式での練習、自分のハンド履歴のアップロードによる分析まで、一つのサービス内でカバーしています。

運営元は独自開発の「GTO Wizard AI」という高速ソルバーを持ち、キャッシュゲームだけでなくICM(トーナメント特有の、賞金構造を反映した計算方式)にも対応しています。画面表示は日本語に切り替え可能で、設定アイコンから言語をJapaneseに変更するだけで完了します。

基本的な使い方の流れ

登録はGoogleまたはFacebookアカウントでのログインのみ。クレジットカード情報の入力なしに無料プランを始められます。

Studyモードでレンジを覚える

まず触るべきは「Study」機能。ポジションやスタック深度、ベットサイズを指定すると、その局面での最適な打ち方(フォールド・コール・レイズそれぞれの頻度)が即座に表示されます。プリフロップ表であれば、無料プランでも1日100回まで閲覧可能です。

Practiceモードで実戦形式に慣れる

次の段階が「Practice」。AIを相手に実際にハンドをプレイし、その都度フィードバックを受け取る練習モードです。無料プランでは1日10ハンドまで。有料プランに上げると無制限になります。

Analyzeモードで自分の弱点を探す

三つ目が「Analyze」、つまりハンドヒストリー分析機能。ポーカーサイトからダウンロードした対局データをアップロードすると、どの場面でGTOから外れたプレイをしたか、EV(期待値)の損失込みで一覧化されます。

サーバーに送ったハンドは自動で近いレーキ構造とスタックサイズに当てはめられ、プリフロップからターンまでは既存の解と比較、リバーはそのときのスタック深度に応じて個別に計算されます。無料プランでは月5ハンドまでという制限があります。

無料プランでどこまで試せるか

2026年8月現在、GTO Wizardの無料プランは次の内容で提供されています。

機能無料プランの上限
プリフロップ解の閲覧1日100件まで
ポストフロップ解の閲覧1日1スポットまで
練習モード(AIとの対戦)1日10ハンドまで
ハンドヒストリー分析月5ハンドまで

カスタムソルブやノードロック(特定のノードで相手の戦略を固定して解析する機能)は、無料プランには含まれていません。とはいえ、プリフロップのレンジを覚える段階であれば、この範囲だけでも十分に学習が進みます。

有料プランの料金と違い

2026年3月末の改定で、GTO Wizardはそれまで5種類あった課金形態を「Cash」と「Tournament」の2形式に統合しました。以前はキャッシュゲーム用とMTT用で別々に料金がかかっていたものが、ひとつのプランで両方の内容をカバーする形に変わっています。

料金は次の4段階です。

プラン名月額(米ドル)主な内容
Starter39ドルプリフロップの標準解、ポストフロップのシングルサイズ解、月100ハンドの分析
Premium79ドルStarterの内容に加え、包括的な解ライブラリ、ヘッズアップの全解、月10万ハンドの分析
Elite139ドルPremiumの内容に加え、AIソルバー、ノードロック、月15万ハンドの分析
Ultra229ドル(早期割引時)Eliteの内容に加え、9人までのAIプリフロップソルバー、月間パワークレジット付与

このうちElite以上のプランでは、AIによるポストフロップソルバーが使えるようになります。これは既存のデータベースにない特殊なベットサイズでも、その場で最適解を計算できる機能です。多くのユーザーから「もっとも人気」と位置づけられているのはEliteプランで、価格と機能のバランスが取れた層として案内されています。

なお、旧プランからの移行にあたっては「Loyalty(ロイヤルティ)プラン」という特例措置が設けられ、2026年3月31日時点でPremium以上を契約していたユーザーは価格上昇の対象外になっています。新規に申し込む場合はこの特例は適用されないため、現行の料金表がそのまま反映されます。

料金プランを選ぶときの考え方

まず無料プランでプリフロップのレンジ表に触れてみて、そこから先に進みたくなったらStarterへ。ハンド分析を頻繁に使いたい、あるいはヘッズアップの全解にアクセスしたいという段階になったらPremiumが目安になります。

AIソルバーやノードロックといった、対戦相手の傾向に合わせて戦略を調整する機能まで踏み込みたい場合はElite以上が必要です。逆に、月に数回プリフロップを確認する程度であれば、無料プランのままで用が済むケースも少なくありません。

まとめ

GTO Wizardは無料でもプリフロップ解を1日100件まで閲覧できるツール。有料化すると段階的にポストフロップ解析やAIソルバーへ範囲が広がります。2026年3月の改定でプラン数は4段階に整理され、キャッシュとトーナメント両方が1つの契約でカバーされるようになりました。まずは無料の範囲で使い方に慣れてから、必要な機能に応じてプランを選ぶのが無理のない進め方です。